日本において個々の医師が経験するCML治療が少なく、エビデンスに基づく治療の実践が
難しい状況にあるため、個々の医師・施設で経験したCML症例を共有することで、より適正な
CML治療が実践されることが期待されて、ポスターディスカッションが行われました。
より多くの症例が蓄積され治療の向上、標準化が望まれます。
イマチニブによるCML治療オプティマイズ:副作用とそのマネージメント
D-1 イマチイブ長期投与にてCCyRを得たIFN抵抗性CML-CPの一例
D-2 Imatinib惹起間質肺炎性肺炎、胸水、および全身浮腫にて寛解維持が困難なCOPD
合併CML-CP
D-3 重篤な有害事象にもかかわらず低用量イマチニブの再導入により血液学的完全寛解
を達成した移行期CML
D-4 グレード4の血液毒性に対し輸血で対応することにより細胞遺伝学的大効果が
得られたCMLの一例
D-5 Imatinibt治療中に妊娠し正常分娩したCML
今年は須田会長のご尽力で大幅に枠が広がり上記のテーマで開催されました。
第一部は患者支援団体の紹介で6団体の代表が発表されました
第二部は「癒しと励まし」で
ピアノ演奏 清塚信也さん ショパンと自作曲
患者からの手紙朗読
ビデオレター 市川団十郎さん
第三部はパネルディスカッション「患者学はじめの一歩」
患者の視点を大切にしていこうという動きが見直されてきたことは嬉しいことです。
今後ますます医師と製薬会社そして患者がコラボレーションして血液疾患の治療が進展すること
を期待します。